友情と恋愛
「今更で、本当にわりぃんだけどさ」
篤は、下を向き、
あたしは、篤をじっとみつめた。
「……」
あたしが、しばらく黙っていると、
「何だ何だ?」
と、にやにや笑っている男子がきた。
真衣の親友を好きな、
男子。
その名前とは、
立川雄斗(たちかわ ゆうと)
結構勉強ができる方。

そして、もう一人来た。
今井裕人(いまい ひろと)
こっちは、バカタイプ。
ちょこっとだらしないのだ。

「なんでもねえよ」
篤は、しっし、という行動をとった。
「嘘だ~。
まさか、本当に好きだってこと、
言ったのか?」
裕人が言った。
すると、篤は顔を赤くし、
下を向いた。
「やっぱな」
・・・・・・・

雄斗、裕人、篤の会話を聞いて、
本当なんだ って思った。
でも、一回「嫌い」って言われた時があった。
それは、悲しかった。
ちょっぴり泣いた。

だから、あたしは…


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