君と花を愛でながら
この三月上旬、漸く専門学校を卒業して、本当はすぐにでも来たかったけれど……結局、今日。三月末になってしまった。
覚えていてくれるだろうか。
あの店に、私の居場所はまだあるだろうか。
考えれば考えるほどに不安になるけれど、一瀬さんに、見てもらいたい自分がいる。
大人になれたか、埋まらない年齢差の代わりに、埋められたものがあるかどうか。
自信があるとは、言えないけれど。
フローリストとしての勉強を、この二年精一杯やった。
結婚式場と契約している苑ちゃんの伝手だけれど、ウェディング用のアレンジの仕事も回してもらえると、昨日連絡があった。
一瀬さんに、話したいことがたくさんある。