夫婦の定義──君が僕のすべて──
「幸せだな…。」

ユウが微笑みながら呟くと、レナは小さくうなずいた。

「戻ろっか。」

ユウが優しく笑って手を差し出すと、レナはそっとその手を握る。

ユウとレナは、月明かりに照らされ、波の音を聞きながら手を繋いで砂浜を歩いた。

砂の上に伸びる、手を繋いで歩く二人の影を見つめて、レナはユウの背中に呟いた。

“ユウ、愛してる”


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