夫婦の定義──君が僕のすべて──
部屋に戻った二人は、入浴を済ませ、ほんの少し間を空けてソファーに座っていた。

「そうだ…バーにでも行ってみようか。レナ、夕飯も食べてないし、腹減ってるだろ?」

レナがうなずくと、ユウはソファーから立ち上がる。

「泡盛、飲んでみたかったんだ。行こ。」

レナも立ち上がってユウの後ろをついてバーへ向かった。


バーのカウンター席に座って、泡盛のカクテルを2つと、いくつかのツマミを注文した。

「修学旅行で来た時は飲めなかったもんな。」

泡盛のカクテルで乾杯して、二人でゆっくりとグラスを傾ける。

「うまいな。泡盛、買って帰ろう。」

ユウの言葉にレナがうなずく。

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