制服なんて
「どうもね。美和子ちゃん」
そう美和子にお礼の言葉を言うと私の腕を引っ張り車の方へ連れ出す。
明日美和子には文句を言わなければ…
車に乗せられ昔からの香りが漂う。
私が小さい頃から好きな香り。
「で?…なに?用事って…」
疑問だったことを聞く。
わざわざ学校に迎えに来るほどの用事とは私には想像できない。
というか、わざわざ学校に来られたおかげで最悪な気持ちだ。
こんなイケメンの待ち伏せ相手が私なわけだからそりゃ私の気分は下がる。
「俺んとことお前んとこの両家で外食だとさ…今度は」
さすが私達の両親だ。
私の両親は私が産まれる前の頃に、哲二の隣の、今の家に越してきたらしい。
それから年も近い哲二の両親とは仲良しだ。
小さい頃は両家で出かけたり食事したりするのが楽しみだったけど今じゃ少し私にとって気まずかったりする。