雷獣
「起きろ、送ってやれ。」

「はぁ?お前が起きてるんだから送ってやれよ」
「俺はずっと起きてた。」
「圭、まさかずっと起きてたの?物音ですぐ起きれるんだから少しは寝てればいいのに」
「起きろ。」
「っだぁああ!わかっらからもう蹴るな!」
その言葉を聞くと蹴るのをやめる圭と言われる人。

「あのー。起きてから言うのも申し訳ないのですが1人で駅行くので大丈夫です。」

「方向音痴が駅まで行けるのか??」
朔に言われ思わずキッと睨む。
それに対して
「おーこわこわ。仕方ねーから子猫ちゃんを最寄り駅まで送っててやるよ。
また迷子になられたんじゃ困るかなら」
と話す朔に対し圭が

「駅までじゃない。目的地まで。お前がすぐに起きないから。始発もうでたから。
あとそこ子、子猫じゃない。雪。」

あ、圭って人まだ挨拶してないのに私の名前知ってるんだ、偽名だけど...。
「......わかった。顔だけ洗ってくるから待ってろ、いつでもいける準備だけしとけ~」
そういって何処かへ行く朔。

「朔が送ってくれるならラッキー、んじゃもうひと眠り
雪ちゃんまたね!」
そう歩はいい布団に潜り込む。

圭と言われる人は扉を閉めてまた椅子に戻る。
じっと見ていると

「........何?気になる。」

「あ、すみません。私の名前知ってるんだなって思って」

「昨日、ケンから聞いた。」

「そうなんですね。」
寡黙なのかそれ以上話す話題がなくシーンとした空気の中朔を待つことにした。
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