君がいるだけで
ゆみちゃんは痛くて寝られないようだった

ずっとお腹を押さえながら・・・時々「う”ぅ”〜」と苦しそうな
声を出して痛みをこらえてた


アパートに着いた


いつもなら車に乗ったまま別れるけど、今日はそうはいかない


アパートの駐車場に止めると助手席側に回ってドアを開ける

何とか自力で降りるも、まだまっすぐ立てないしまだ痛そう

「大丈夫!?」

と言いながらまた肩を抱いて一緒に2階の部屋へ向かう




2階の玄関前に着くと、鞄を渡す

ゆっくりとした動作で鍵を出し、鍵を開ける


ここで俺の任務は終了!


まさか部屋の中までは入れないからな・・・




「先輩ホントにすみません。ありがとうございました。」

「じゃ、今日はゆっくり休みなね!明日もムリしないで
少しでも痛かったら休みなね!
久保田さんには俺から連絡しておくから、ゆみちゃんからは
連絡しないでいいからね!」

「はいっ!ホントにすみません。」


と、辛そうに玄関の中へ入って行った
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