俺様御曹司の悩殺プロポーズ
そんな深読みをしてしまい、途端に頬が赤くなってしまった。
慌てて首を横に振り、その考えを否定する。
違うよ、違う。
それは、考え過ぎというもの。
風原さんは私をおもちゃにして、ただ面白がっているだけ。
性悪な人だもの。
私のためになんて……そんなこと、あるはずない。
危ないエリアに踏み込みそうだった気持ちを、慌てて元に引き戻し、
自分に言い聞かせる。
風原さんの声は好きだけど、風原さんそのものは好きじゃないから……と。
このスタンスを変えてしまえば、困ったことになってしまう。
私はここに仕事をしに来ただけで、恋をしに来たわけじゃない。
それに、ドジで間抜けなダメ女子アナの私が、人気No.1の風原さんとなんて……
有り得なくて、笑い話になるだけだから。