俺様御曹司の悩殺プロポーズ
相手は名のある女優さんだから、無視するのはマズイ気がした。
お手紙読みましたと、メールくらいした方が……。
そう考えてから、なぜか嫌な気持ちになってしまった。
一回きりのメールで終わらせるつもりが、
ズルズルと、メールし合う関係になったりして……。
一緒にお食事でもと誘われたら、
外面を気にする彼のことだから、爽やかな笑顔でOKしてしまうかもしれない。
お食事デートの後はお酒が入り、誘われるままに、あんなことやそんなことをしてしまったり……。
女優さんと風原さんが、ベットで抱き合うシーンを想像してしまった。
それを“嫌だ”と感じた時、隣から呆れた声がした。
「おい、お前の考え全てが口に出ているぞ?
俺を使って、勝手にエロ妄想するんじゃねぇ。
連絡するわけないだろ。
こういう手紙は、気付かずに処分してしまった、そういうことにしておけばいいんだ。
いちいち付き合っていられるか、面倒臭ぇな」