俺様御曹司の悩殺プロポーズ
お腹がパンパンで幸せ気分。
風原さんに、「女のくせに良く食う奴だ」と言われてしまう。
そんなことを言う彼の口元も、満足げに綻んでいたけれど。
食後にハーブティーを出してくれたコックさんは、
自分の分のカップも持ってきて、風原さんの隣に座った。
「僕の料理はどう?」
そう聞かれたので、
「とっても美味しかったです!大満足です!」
と、笑顔で答えた。
「うん、素直でいい反応。
君はいい子だね。
涼の面倒みるのは大変だろう?」
「逆だ。俺がこいつの面倒みてやってんだ」
風原さんが突っ込むと、青い目のコックさんはアハハと笑った。
料理に夢中で忘れていたが、そう言えば、二人はどんな関係なのか?
昔からの知り合いみたいだけど……。
聞きたそうな顔をする私に、コックさんが自分を紹介してくれた。
「立花良行(タチバナ ヨシユキ)30歳。
見た目は日本人離れしていても、生まれも育ちも国籍も日本だよ。
フランス語は少しなら話せるけど、英語は話せない」