俺様御曹司の悩殺プロポーズ
返事をしながら、首をゆっくり横に傾けた。
日本語で話してくれても、いまいち理解できなかった。
爽やかイケメンで優秀なアナウンサーの風原さんが、
今まで女性と二人で食事したことがないなんて、それは嘘でしょう。
風原さんの過去は知らないけど、恋したことくらいあるよね?
風原さんに告白されて、落ちない女子はいないと思う。
幼稚園児だって人妻だって、尻尾ふって付いて行くに違いない。
それと私は、風原さんの“特別”ではない。
特別にダメな女子アナだから、面倒みてくれている……そんな意味なら正解だけど。
青い瞳を細めて、立花さんはなぜか優しく私を見ていた。
彼は一度ドアの方を振り向き、風原さんがまだ外で通話中だということを確かめている。
それから、
「これは内緒だよ?」
そう言って、二人の昔話をしてくれた。