俺様御曹司の悩殺プロポーズ
腕を取られて強い力で引き寄せられ、彼の胸にダイブしてしまった。
背中に腕が回され、抱きしめられる。
たちまち心臓がフル稼働して、熱が顔に集まり、真っ赤になった。
一人心の中でアワアワしていると、
「辛い思いをさせて、悪かったな……」
そんな言葉が上から聞こえてきた。
電話でも謝ってくれたけど、風原さんが謝るのはおかしい。
今回のことはもちろん風原さんのせいではなく、むしろ助けてくれた側なのに、
そんな風に謝られては、困ってしまう。
彼の腕の中で顔を上げ、首を横にぶんぶんと振った。
「辛い時もありましたけど、私、過ぎたことはすぐに忘れてしまうタイプなので大丈夫です。
それに、風原さんに謝ってもらうんじゃなくて、私がお礼を言わないと。
助けてくれて、ありがとうございました!
そうだ!何か欲しい物はありませんか?
お礼としてプレゼントさせて下さい!」