俺様御曹司の悩殺プロポーズ
ぶつぶつと独り言を呟きながら考え込んでいると、
抱きしめられていた体は少し離され、背中に回されていた手はいつの間にか、私の両肩に移動していた。
斜めに傾けたハンサムフェイスが、なぜかかなり近い位置にある。
ゆっくり近づく顔の距離が10センチになった時、
お礼のプレゼント選びに集中していた思考は吹っ飛び、意識が今この瞬間に引き戻された。
「か、風原さん、何を!?」
慌てふためいてそう聞くと、
「何か欲しい物はあるかと聞いたのは、お前だろ?」
意地悪な笑顔と共に、そんな言葉が返ってきた。
こ、この体勢は……キスだよね?
私は今、風原さんにキスされそうになっているんだよね?
風原さんが欲しい物って、キスなの?
私とのキスなの?
な、何で!!?
私は嬉しいけど、風原さんにとって何のメリットもないでしょう?
迫ってくる前に、まずは……
私とキスしたいと思った理由から、説明してもらいたいんですけど!!