俺様御曹司の悩殺プロポーズ
 


すると、その手はすぐに外されてしまう。


両手首を掴まれ、ソファーに縫い付けられた。


ソファーがギシッと軋んだのは、彼が片膝を私の両足の間に置いたから。



戸惑いと恥ずかしさで目が潤んできた私を真上から見下ろして、

風原さんはクスリと甘く笑う。



それから……

うっとりするほど艶めいた声の、思いがけない言葉を耳にした。



「期待していい。
俺は小春を……」



“俺は小春を……”

その後の肝心な言葉は、聞けなかった。


唇が重なり、何も話せなくなってしまったから。



甘噛みされて、食べられて……私の唇の感触をしばらく楽しんでいた彼だったが、

やがて舌先が唇を割って、中に入ろうとしてきた。



口を開けろと言うように、閉じていた前歯をノックされる。



戸惑いながら口を開けると、熱い舌先が深く深く入り込んできて、

上顎を刺激し、私の舌に絡み付いた。



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