俺様御曹司の悩殺プロポーズ
下ろされた場所は、二人掛けのソファーの上。
仰向けに寝かされ、彼は私を囲うように両腕を突き立てている。
いつもは涼しげな二つの瞳が、今は甘い色香を放っていた。
私の視線は彼の瞳から、目尻のセクシーなホクロに移り、
それから唇に移行する。
形の良い唇に視線を止めて、コクリと生唾を飲み込んでしまった。
もしかして、風原さんも私のことが好きなのでは……。
そんな都合のよい勘違いをしてしまいそうになり、
「私のバカ!」と自分の心を叱りつける。
一人だけ楽しそうな彼に、震える声で戸惑いを伝えた。
「どうして……?
こんなことされたら、私……期待してしまう……」
言ってしまってからハッとして、恥ずかしさがどっと押し寄せてきた。
期待なんて……これじゃ、風原さんが好きだと告白したようなもの。
言ってしまったも同然の恋愛感情に、
これ以上ないほど赤面して、両手で顔を覆い隠した。