俺様御曹司の悩殺プロポーズ
心が「タイム!」と叫んでいたので、一旦ピンクの妄想世界から逃げ出すことにした私。
それで、荷物の5割を占めていたゲームを畳の上に並べていた。
トランプにウノにオセロ。
ジェンガと人生ゲームと、黒ひげ危機一髪。
畳に正座してぎこちない笑顔を浮かべ、
「さあ、どれからやります?
風原さんの好きな物からでいいですよ!」
そう、誘ってみた。
風原さんはゲームの前にしゃがみ込み、私と向かい合う。
じっと私の顔を見つめて、それからニヤリと笑って言った。
「お前、もしや、これ以上ないくらいに緊張しているのか?」
「そそそそ、そんなことは……」
「そんなことは、あるようだな。顔が真っ赤で震えているぞ。
これから布団の中でどんなイヤラシイことをされるのか……想像しただけで、心が持たないと言いたげな顔をしている」
「うぐっ……」
その通りなんだけど、はっきり言葉にしないで欲しかった。
恥ずかしさが2倍増しで、赤い顔がますます、庭の椿以上に赤く色付いてしまう。