俺様御曹司の悩殺プロポーズ
とても目を合わせていられなくて、俯いた。
湯気が出そうな私の頭に手を乗せて、風原さんは真面目に言った。
「色々と想像させてしまってすまないが、何もしない。普通に寝るだけだ。
ゲームは、どうしてもやりたいなら明日の朝に付き合ってやる」
へ……?
何もしないの……?
拍子抜けした私は、ポカンとアホ面さらして風原さんの顔を見た。
目が合うと、なぜかすぐに逸らされてしまう。
「おやすみ」
そう言って彼は、私から離れて布団に入ってしまった。
「おやすみなさい……」
並べたゲームを重ねて隅に寄せ、私は部屋の電気を消した。
壁際にある小さな間接照明だけはつけたままにして、オレンジ色の淡い光が仄かに照らしてくれるから、真っ暗な部屋より安心して眠れそうな気がした。
私も風原さんの隣の布団に、のそのそと潜り込む。
敷き布団は三枚重ねでふっかふか。
真っさらなシーツは肌触りが抜群で、枕は柔らかすぎず固すぎず、ちょうど私の好みに合っていい感じ。
これなら、気持ちよく眠れそう。
ぐっすりと、朝まで……。
「ふっ……うっ……」