俺様御曹司の悩殺プロポーズ
「今は気象予報士の付録みたいな役しか与えてやれないが、
すぐにスタジオ内での1コーナーを担当させてやる。
お前はおとなしく、俺の言うこと聞いていればいいんだよ。
わかったか……?」
わかった……なんて言うわけないでしょ。
どうせやるなら、確かにスタジオ内での必要不可欠な役をもらいたいと思う。
ニュースを読ませて欲しいという野心もある。
でも、“俺の言うことにおとなしく従え”という条件が付くなら、NO!と言いたい。
風原さんには、腹を立てている。
迷惑男が!と言ってやりたいが、やっぱり言えない。
気持ち良いほどに甘美なこの声が、ヤバすぎるから……。
ひと言も口にできない私。
足から力が抜けそうで、口からは甘い吐息を漏らしてしまいそう。
そんな身体反応に必死に抗い、何とか“ハウン”とならないように堪えていた。