俺様御曹司の悩殺プロポーズ
 


何をしても、様になる彼。

ケープを脱ぎ捨てた下は、当然のことながら本日の衣装の高級スーツで、

完璧に着こなしているその姿に、鼻血が出そうになってしまった。



まるでオーダーメイドで仕立てたようにジャストフィットのスーツは、春らしいライトグレー。


ワイドカラーの白いワイシャツに、美しく結ばれたネクタイが映えていた。



紺色のネクタイには、風が吹き抜けるようなイメージの、ブルーと水色の二本ラインが入っていて、

ポケットチーフもそのラインに合わせ、光沢ある水色にしてある。



なんて素敵なのだろう……。


これだけスーツを着こなせる男性は、そうそう見つからない。



高級スーツやネクタイを、自分の爽やかさを引き立てる脇役として操ってしまう彼の容姿に、

性悪男なのを一瞬忘れて、見惚れてしまった。



ああ……爽やか。

心に涼風が吹き抜ける……。



< 75 / 452 >

この作品をシェア

pagetop