迷い羊に連れられて
...と思ったら、突然腕を掴まれ、トイレの中に閉じ込められた。



「あの、何するっ...」



手で口を押さえられた。

ここの兄弟は二人揃ってこんな強引なの!?



「...野々瀬だよな?」


え.....これはまさか......。

私は小さく頷いてから、



「高宮先生.....ですよね?」



念押しに聞くと、先生も頷いた。

まさか本当に先生だったとは...。
< 110 / 188 >

この作品をシェア

pagetop