迷い羊に連れられて
「......鍵の救急のってお金高いですよね?」



あのサービスでドアを開けてもらえば解決はする。

だけど今財布の中にいる野口さん2人だけで済むとは思っていない。



「分らないけど...誰か友達の家とか泊めてもらえるところないの?」



そうか!

愛美とかの家に泊めてもらう手もあった。

だけど、愛美とは数時間前に別れたばっかだし、確か今日は塾があるとか言っていた。



「泊めてくれそうな子はいるんですけど、学校から遠いし今学校にいないのに今さらお願いするのも...。」

「そうだよな。ならどうすれば...。」



先生はしばらく考えた末、何かアイディアが浮かんだようだ。
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