ショータロー☆コンプレックス2
「その通り。最初はウチの調査員がわざと風邪をひいて潜入する予定だったんだけどな。まぁ、別に仮病でも診察室までは入れるけど、健康体だと分かったらとっとと追い返される危険性が高いし、多少の真実も混ぜないと言動が不自然になるから、ちょっと微熱が出る程度にさ。だけどそいつバカみたいに丈夫で、水風呂浴びて一晩中窓開けて寝たらしいのに風邪ひくどころかさらにイキイキしちまって……」「やっぱりそうだったんだ」
話の途中で、オレは強引に割り込んだ。
だって、そんなくだらない裏話、オレには聞く義理なんかないし。
それより何より、その事を言わずにはいられなかったから。
「オレの体を心配して、ここまで連れて来てくれた訳じゃなかったんだ」
「え」
オレの言葉に、辻谷は一瞬フリーズした。
「友達だから云々ってのももちろん嘘で、『ラッキー。コイツのこと利用できる』って、内心思ってたんだ」
そう言う間に、瞳がウルウルして来るのが自分でも分かった。
「あ…。いや、それは……」
辻谷は慌てて言葉を発したが、珍しく歯切れが悪く、そしてすぐに口を閉ざしてしまった。
さすがにコイツも気まずい思いを抱いたのだろう。
めったに見られないであろう姿を拝めて一瞬溜飲が下がったけど、でも、まだまだ怒りはおさまりそうになかった。
話の途中で、オレは強引に割り込んだ。
だって、そんなくだらない裏話、オレには聞く義理なんかないし。
それより何より、その事を言わずにはいられなかったから。
「オレの体を心配して、ここまで連れて来てくれた訳じゃなかったんだ」
「え」
オレの言葉に、辻谷は一瞬フリーズした。
「友達だから云々ってのももちろん嘘で、『ラッキー。コイツのこと利用できる』って、内心思ってたんだ」
そう言う間に、瞳がウルウルして来るのが自分でも分かった。
「あ…。いや、それは……」
辻谷は慌てて言葉を発したが、珍しく歯切れが悪く、そしてすぐに口を閉ざしてしまった。
さすがにコイツも気まずい思いを抱いたのだろう。
めったに見られないであろう姿を拝めて一瞬溜飲が下がったけど、でも、まだまだ怒りはおさまりそうになかった。