一つだけ願いが叶うなら
これが間違えだったんだ。

仕事より…愛叶をとるべきだった。

いや、とらなくちゃいけなかったんだ。


仕事が終わったのが20時。

空と俺は社長室で疲れきっていた。


空『早く帰らねーと、愛叶ちゃん待ってんじゃね?』


零『あぁ。帰るか。』


そう会話して帰ろうとしていた時、バン!っと思い切り社長室のドアを開く音がした。

ドアの方に視線を向けると佐伯が息を切らし、涙を流しながら立っていた。
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