大嫌いな社長に復讐を~子持ち家政婦の恋の行方は!?~修正済み。

どうやらスクランブルエッグは、
美桜にとったらまだ早かったみたいね。

「ほらほら泣かないの。
卵ならママの分を分けてあげるから」

そう言い幼児用のスプーンを使い
美桜の口に入れてあげる。

「タマゴしゃんおいちぃ…」

「美味しいねぇ~もう一口食べる?」

そう聞くと美桜は、小さく頷いた。

スクランブルエッグとウィンナーは、
美桜がほとんど食べてしまった。
食べ終わると散らかしたのを片付けて食器を洗う。

さっきのアイツの表情を
ぼんやりと思い出していた。

ムカつくけど、笑うんだ…アイツ。

ハッとする。

ダメダメ。
またアイツの事を考えてしまったわ!?

アイツを考える時は、復讐を考えてる時だけよ!
絶対に許さないのだから

もう一度
自分の目的を再確認する。
復讐…それが私がアイツにするべきこと

食器洗いを早く済ませ洗濯機を回した後に
私は、あの男の仕事部屋に向かった。

アイツのパソコンの中に
不正なデータが入っているかもしれないわ。

それを見つけて悪事を暴けば
会社を取り戻せるかもしれない。

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