恋愛なんてもうしないっ!
少し余裕のできた私は、

私をとらえている人の顔を見ようと

後ろを振り返った。

(え・・・・・。)

そこにいたのは、赤城くんだった。

「赤城くん、どうして・・・・・?」

「乱暴なことしてごめん。
ただどうしても遥香と話しがしたくて。」

「私には話したいことなんてない。」

そう言い、立ち去ろうとすると、

「お願い。 話だけでも聞いてくれ。」

赤城くんが私の目を真っ直ぐに見てそう言った。

その目は、純粋で汚れのない、

私の知っているいつもの赤城くんの目だった。
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