過去恋に今の鼓動を重ねたら
私は、まだ一度も雅也さんの部屋に行ったことがない。住所は知っていても、どんなマンションか外観さえも見たことがない。私は、本当に雅也さんの恋人?
とんでもない勘違いをしていたのだろうか…。
去年の忘年会での帰り道だった。
「河原さんが、好きなんだ。俺と付き合ってくれない?」
「はい」
あの始まりは偽りのものだった?
私は、あの時から雅也さんの彼女ではなかったの?違っていたの?
今日、ここにいる時間はあと1時間。まだ答えてもらっていない質問をもう一度、ちゃんと聞こう。
コーヒーをお揃いのマグカップに入れて、ソファーに並んで座る。二人用の小さいソファーだから、隣に座ると自然と肩が触れ合う。
伝わってくるこの温もりに幸せを感じていたのは、私だけだったのだろうか?
「雅也さん。私に話すことあるの?」
圭司が話せと言っていた。何を言われるか分からないから怖いけど、逃げれるものではない。本当のことを聞かなければいけない。
とんでもない勘違いをしていたのだろうか…。
去年の忘年会での帰り道だった。
「河原さんが、好きなんだ。俺と付き合ってくれない?」
「はい」
あの始まりは偽りのものだった?
私は、あの時から雅也さんの彼女ではなかったの?違っていたの?
今日、ここにいる時間はあと1時間。まだ答えてもらっていない質問をもう一度、ちゃんと聞こう。
コーヒーをお揃いのマグカップに入れて、ソファーに並んで座る。二人用の小さいソファーだから、隣に座ると自然と肩が触れ合う。
伝わってくるこの温もりに幸せを感じていたのは、私だけだったのだろうか?
「雅也さん。私に話すことあるの?」
圭司が話せと言っていた。何を言われるか分からないから怖いけど、逃げれるものではない。本当のことを聞かなければいけない。