はるのリベンジ


大広間に3人を通す。


部屋の中には、幹部全員、部屋の外には、隊士も、備えている。



高杉「えれぇ、熱烈な歓迎だな?くくくっ。」


近藤「俺が、ここの局長、近藤と申す。」


高杉「俺は、高杉だ。右が、小川。左が、月隈だ。」


その声と共に、男達は、小さく頭を下げた。


近藤「で、長州の高杉殿がこんな所に、何用ですか?」



高杉「ここの隊士の中に、小川 梅之助という男がいると思うが・・・。」


近藤「小川 梅之助?そんな者はおりませんが?」



高杉「ふっ。居ないはずがねぇだろ?」



何か、この高杉って奴は、全て解ってるような口振りだ。



土方「いねぇよ。そんな奴は。ちなみに俺が副長の土方だ。」


高杉「梅は、俺が送り込んだ奴だ。出せ。」


全員「っ。」


梅ちゃんは間者だった・・・?



土方「だったら余計に、渡せねぇよな?」


高杉「殺したのか?それとも、拷問にでもかけてるのか?」


土方「お前に答える義理はねぇ。」


高杉「いや。ある。あいつは、ここにいる小川の息子で娘。そして、俺の妾だ。」


は?息子で娘ってどういう事?妾?


すると、土方さんが、フッと笑う。



土方「お前の色小姓か?」


高杉「何を言う。俺に、そんな嗜好はない。梅は、おなごだ。」



全員「!!!!!!」


梅ちゃんが、おなご?


それに釣られ高杉達にも驚きの表情が浮かぶ。



高杉「まさか・・・。気がつかれなかったとは・・・。ってことは・・・。知らずに、拷問したって事か!?」


どうやら、さっきのやり取りと周りの空気で、梅ちゃんを、拷問にかけていることがわかったらしい。




小川「早く手当てしないと!!」


高杉「オイ!早く梅をここに連れてこい!この小川は、医者だ。」


小川「早く、連れてこい!梅は、身ごもってるかもしれん!」


全員「えっ!?」



身ごもってる?


沖田「も・・・。もしかして・・・。梅ちゃんの本当の姿は・・・。おはるちゃん?」


私は、怖かった。違うと言って欲しかった。



そう言った私に、


高杉「お前が、沖田か?はるに惚れているそうだな?あぁ。あいつの本当の名は、花村 はる。後で、全て、話してやる。早く、梅を連れてこいっっ!!!」



そして、近藤先生は、原田さんに目配せをした。

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