はるのリベンジ
しばらくすると、数人が駕籠と共に現れ、駕籠に伊東元参謀の亡骸を押し込んでいる。
パーン!
原田組長が銃を撃ち合図した。
駕籠の周りを囲む。
残ったのは、3人。
服部さん、毛利さん、そして、藤堂組長。他は、散り散りに逃げて行った。
服部さんを原田組長と私、島田さんで囲む。
服部さんは、ヒラヒラ逃げる。
はる「ヤァ!」
ザシュ。
振り返ると、藤堂組長は、永倉組長と刀を交えながら、何かを話している。
どうやら、藤堂組長は、説得には応じず、戦う事を選んだようだった。
しかし・・・。
私の後ろから、誰かが飛び出した。
はる「三浦君ダメーーーーーっっ!!!」
シュパッ!
藤堂「う゛・・・。」
三浦君が、藤堂組長を背中から斬りつけた。
藤堂組長は、逃げる暇もなく斬られるが、振り向きざま刀を振るい、三浦君は、両膝を斬られた。
毛利さんは、永倉組長が追いかけ一発で仕留めた。
はる「と・・・。藤堂組長っっ!」
近寄って
はる「藤堂組長っ。いっ、今、手当てをしますから・・・っ。」
私は、自分の着物を脱いで、藤堂組長の傷を締め付けて止血しようとしたが、原田組長に止められる。
原田「梅・・・。もう、死んでる・・・。」
はる「そんな・・・。そんな・・・っ。」
原田「それより、三浦の手当てをしてやれ・・・。」
はる「あ・・・。そうでした。すみません。三浦さん・・・。」
三浦「いえ・・・。藤堂組長を・・・。俺・・・。凄くお世話になってたのに・・・っ。」
私は、手当てを終えて、三浦君を抱きしめる。
はる「三浦君は、当然の事をしただけ・・・。だって、暗くて・・・。藤堂組長だとは、わからなかったんでしょ?一人だけ逃がすというのは、難しいよ・・・。」
三浦「でも・・・。でも・・・。」
私達は、4人の亡骸を屯所へ連れて帰った。
沖田「梅ちゃん・・・。」
はる「沖田組長・・・っ。ふっぇ・・・。うぐっ。」
沖田組長は、私を抱き寄せて、背中をさする。
私は、沖田組長の胸の中で泣いた。
4人の亡骸は、壬生寺へ葬った。
三浦君は、心を病んで、しばらくして、神経病で亡くなった。