はるのリベンジ




1月も、半ばを過ぎ2月が近い頃・・・。



はる「え!?東行先生が京にいるの?」


片桐「はい。何でも、ちょっとややこしくなっていらっしゃるようどす。今は、長州藩邸にいらっしゃると。『来れるなら来い。』とのことです。」


はる「わかった。行ってみる。ありがとう。」




そして、私は、長州藩邸に密偵に行きたいという理由を付けて、当分の間の外出を許された。



長州藩邸に忍び込み、天井裏へ。



すると、長州藩邸の中で、お酒を煽って、飲んだくれている東行先生がいた。


シュタッ。


東行先生の目の前に、降りた。



東行先生達は、私を囲み、銃を向けた。


はる「先生に、銃を向けられるなんて・・・。」


東行「え!?」


目を丸くする、東行先生と、隣にいた桂様の他に数名いた。



私は、顔の頭巾を取った。


はる「お久しぶりでございます。東行先生。長州藩邸に密偵に来させて頂きまし・・・っ。」


すると、東行先生は、フラフラの足取りで、抱きついてきて、いきなり、みんなの前で接吻した。



はる「っ!!」


バシバシと背中を叩くも、動いてくれず、桂様が剥がしてくれた。



はる「はぁ・・・。はぁ・・・。先生!皆様の前でなんて事を!!」



桂「仕方ない。高杉、今、荒れてるから・・・。おはるちゃん、癒やしてあげて?」



そして、別の部屋に、連れてこられた。



東行「どうしてここへ?」


はる「片桐から聞きました。だから来ました。新選組には長州藩邸を密偵するという理由です。」



東行「そうか・・・。では、思う存分、密偵していけ。」


はる「ありがとうございます。先生・・・。大丈夫ですか?」


私は、先生の目を、覗き込む。


すると、先生は、私の黒装束の紐を解いていく。



はる「ちょ、ちょっと!先生!」


東行「許せ。少し、俺を癒せ。」



唇を重ねて、用意された褥になだれ込み、愛し合った。


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