艶麗な夜華
「弱ってる沙希も好きだけど?」



愛華はサラッと首を傾ける。



「ばかっ」



思わずそんな言葉を口にするあたしに、


愛華は不思議そうな顔で話す。




「本当の事だけど?


それに、沙希の涙は嫌いじゃないよ」







こんなのきっと、


ただの営業トークなのに、


特別扱いされている気にさせるから、


愛華はズルい。




愛華と別れ、


部屋に入るとバッグを床に置き、


ローソファーにうつ伏せになった。
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