艶麗な夜華
そして酔いがピークに達する中、


12時になった事を知らせに来たボーイ。


「沙希さん時間です」


「はーい!」


それでもあたしは楽しくてなかなか席を立つ事なくお客さんと会話をし、


気がつけば1時を回るところ。


ようやく席を立ちふわふわした感覚の中、


帰る支度を済ませると店を出た。





「寒いっ」



冷たい外の風が体にまとわりつき、


華やかな場所から一転、


暗く寒い空の下頭に浮かんだ恭也の顔。


今すぐに会いたくて、


このまま家に帰る気分になんてなれなくて、


気がつくとあたしは恭也の店へと向かっていた。

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