艶麗な夜華
この日を境に見えなかった部分がどんどん明確になり、


まるで店の完成に合わせるかように周りが動き出す。




「恭也さん!勝手な事をしてすみませんでした!」



オープン前、店に来るなり恭也に頭を下げる4人の男の人達は、


ブレイブのホスト達。



あの後、全てを知る翼によって明らかになった全貌。


恭也と愛華が予測していた通り、


ブレイブの人気ホストを引き連れ、


タクミさんの店で働こうとしていた飛鳥。


飛鳥はタクミさんに知っている事を全て話せば、


ファウストの代表取締役にするとそそのかされ、


まんまとそれに乗ったらしい。



本当、人というのは貪欲な生き物。





「それで?お前らどうするんだ?


タクミの店に行くのか?


それとも…」



「恭也さんに付いて行くと決め、


今日、此処にきました!」



「あぁ、わかった。はい採用。


それよりいいのか?飛鳥を裏切る形になるぞ」



「最初に裏切ったのは飛鳥さんです。


理由も言わず、突然ファウストで働くと言われ、


恭也さんが俺達を騙してるとか言い始めて、


それでどうしていいかわからなくなって。


でも、昨日翼から話を全部聞いて、


俺達は飛鳥さんを切り捨てる事にしたんです」



それからも、ブレイブのホスト達が次々と店に訪れた。


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