ダンデライオン
「と言うか、俺も飯食っていい?

帰ってきた時にすぐに頼まれたから腹ペコで仕方がないんだ」

手でお腹を押さえている忍兄ちゃんに、
「忍兄ちゃんの分はないわよ!」

私はツッコミを入れた。

「と言うか、ケーキを届けにきたんだったらもう帰って…」

「まあまあ」

私と忍兄ちゃんの間に、朔太郎が入ってきた。

「浅井さんもきたんだし、一緒にご飯を食べればいいじゃないか。

おかわりの分がまだあっただろ?」

そう言った朔太郎に、私は言い返すことができなかった。

と言うか、おかわりがあることを何故バラした。

「えっ、まだあるの?

さすが、アサちゃん」

忍兄ちゃんは私の頭のうえに手を置くと、ポンポンとなでた。
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