雪恋~幼なじみとのクリスマス~
視線を外すと、まだ雪美達がいた。
雪美は俺を直視していた。

何で俺を見てんだよ。
もしかして、ヤキモチやいたとか?

まさかな。
そんなわけない。

俺のことなんて、どうも思ってないんだろ?


暖かかった映画館を出て、地下に潜った。

奈央ちゃんはこの後のことは何も考えてなかったみたいで、ウロウロと歩き回った。


帰りたい。



「ねぇ、拓海くん。」

「どうした?」

「最後に観覧車、行ってもいい?」

「観覧車??」

いや、それは無理だな。
密室だろ?

俺達2人だろ?
まずいよな。


「ごめん。それは無理。」

「なんで?」

「なんでって…」

雪美ともまだ乗ったことないのに。



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