雪恋~幼なじみとのクリスマス~
会計を済ませた拓海は私のところに帰ってきた。


「ありがとう。」

「どういたしまして。」

拓海は楽しそうだった。
そんな笑顔で見られると、もう十分過ぎるほど嬉しいし、幸せだよ。


外を出ると、冷たい風が吹いてぶるっと震えた。

「寒い…」

「やべーな。」

「拓海っ、あそこ入ろ。」

「おぉ。」

私は拓海の手をギュッと握り、近くのレストランまで走った。

無意識に手を繋いだから、後になって恥ずかしくて手を離した。


「繋ぐなら離すなよ。」

拓海はまた手を繋いだ。

「ごめん。」

「お前って、ホント謎だよな。」

謎…。どこが?


レストランは人で埋め尽くされていて、待つ人も多かった。

「どうする?待つ?」




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