雪恋~幼なじみとのクリスマス~
「俺さ、高校卒業して離れるじゃん。」

「うん…」

どうした?急に。

「寂しい?」

「別に寂しくなんか…」

あっ、また言っちゃった。

「本当に?」

悲しそうな顔をして私を見る。

違うよ、違うの。
寂しいよ。


「俺らさ、今日で幼なじみやめない?」

「えっ…?」



幼なじみやめるの?


どうして??


私のこと、嫌いになっちゃった?



すると、周りの付いてなかったイルミネーションの明かりがついた。


綺麗だけど、喜べない。



すると、拓海は私から背を向けて、前に歩き出した。


「拓海っ!!」

行かないで。


「拓海っ、待ってよ!!」

カップル達がすれ違ってくなか、拓海はずっと歩いていた。



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