雪恋~幼なじみとのクリスマス~
「拓海…。本当は離れたくないよ。ずっと一緒にいたい。」


私から遠ざかっていく拓海は私の言葉で立ち止まった。


そしたら、拓海はため息をついて私のところに帰ってきた。



「ここ、覚えてる?」

拓海のことでいっぱいになって気づかなかった。


大きなツリーでキラキラ光ってる。



覚えてるよ。


小さい時、親と一緒にクリスマス、ここに来た。拓海もいた。

懐かしいな…。



「雪美。」

拓海がどんどん近くなってく。

目の前に来た時、

拓海は私の手を握る。

「雪美が好きだ。」


「えっ…」


いきなり過ぎて頭がついていけなくなってる。


私が好き?

嘘だよ、絶対そんなことない。



「好きって言ってんの!」



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