センチメンタル・スウィングス
そしてなぜか、彼の左手は、私のウェストに添えられている。

「別にこいつが子ども生めても生めなくても、檀上は檀上じゃないですか。俺にとって、そこは重要じゃないっつーか、好きになったり、結婚したいと思うこととは関係ない。まして、俺には恋愛の行く手を阻む障害にもならないし」

・・・え?

私は、両手を胸元で組むと、左手に鍵が食い込むくらい、ギュッと握りしめた。

・・・自分の心臓の鼓動が、またドキドキ高鳴ってる。
今日は一体、何度この人からドキドキさせられているんだろう。

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