喫茶の謎解き意地悪紳士2
*
「フフっ」
大学の中庭にあるベンチに座り、詩音は昨日のことを思い出していた。
「いらない」なんて言いながら、お土産のマグカップをもらってくれた。
素直じゃないんだから。ほんと。
「なーに?ニヤニヤして気持ち悪ーい」
突然声がした。
顔をあげると、葵が笑いながら立っていた。
「彼氏と良いことあったの?」
「彼氏じゃありません。葵は、なんでも恋愛に結びつけるよね」
葵が詩音の隣に座る。