【短編】甘い嘘
「今日?えっと・・・4月1日・・・あっ!」


「そう、エイプリルフール。」






自信満々に言う修也。


私の驚いた顔を見てまたクスクス笑う。







・・・ってことは、さっきの別れ話は嘘ってことだよね?


冗談なんだよね?


そう思ったら一気に身体の力が抜けて、その場に座り込んでしまった。





同時に涙腺も緩んだみたいで、涙が止まらなかった。









「佳苗?えっ・・・泣いてる?!」




驚いて修也もしゃがみこむ。


そしてふわりと優しく抱きしめてくれた。


この腕の中は、今も私の場所だよね?








そう信じていいんだよね・・・?
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