【短編】甘い嘘
そうしてDVDを二人で見終わってしばらくした後、なんだか修也の様子がおかしかった。



チラチラ私の方をみたり、落ち着きがなかったり。







「修也、どうかしたの?さっきから落ち着きないよ?」


「・・・。」





修也は私の問いには答えず、黙ったまま。


何・・・どうしたの?









「あのさ・・・実は今日、大事な話があって来たんだよね。」




急に真剣な瞳をしてまっすぐ私を見る修也。


一瞬にして空気が張り詰めたような感じがした。







「・・・大事な、話?」
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