【短編】甘い嘘
「そう。」





なんだか私を見る瞳がすごく冷たいような感じがした。




嫌な、予感がする。




だけどどうすることも出来ない私はただ呆然と修也を見つめるだけ。








「俺達・・・別れよう。」








そう言われた瞬間、時が止まったような感じがした。



急に・・・何を言い出すの・・・?




あまりにも突然すぎるその言葉に私は動くことも忘れた。


呼吸さえ上手く出来てるかもわからない。








ただ修也を見つめることしかできなかった。
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