らぶ・すいっち
順平先生は眼鏡を外し、エプロンのポケットにしまいこんだ。
レンズ越しでの視線ではなくなり、ますます順平先生の視線が強まる。
驚きの声を上げようと口を開けた瞬間だった。
順平先生は私をきつく抱きしめると、強引にキスをしてきた。
「っんん!」
鼻から抜ける声は、甘味を含んでいるように思う。
恥ずかしい。逃げ出したい。そう思うのに先生からのキスが激しくて、苦しくて、気持ちよくて堪らない。
何度も角度を変え、私の唇を堪能する順平先生。
激しくて強引なキスなはずなのに、どこか甘みと優しさを感じるのは気のせいだろうか。
甘く痺れはじめた身体は、ますます私の言うことなんて聞いてくれない。
それどころか順平先生の言うことだけは聞くようで、身体は逃げようとせず、その甘くて官能的な刺激を求めようとする。
時折感じる、順平先生の息づかいにますます身体は熱くなってしまう。