ハンバーガーと私とガールズラブ
「良いよ、そのままで。キー子ちゃんの相談事、当ててあげる」


 涼子さんが私にぐいっと顔を近づける。


「盗聴器と、カメラでしょ」


 な、なんで?


「あはは、驚いてる! だってね、あれ仕掛けたの、私なんだもん」


 涼子さんが顔をほんのり赤らめて、可愛く言った。


 可愛い、けど、なんで?


「すごい友達いるんだね。まさかばれるとは思ってなかったからさ。びっくりしちゃった」


 そう言うと、涼子さんは、ぐったりと力の入らなくなった私に顔を近づけた。


 近い。


 近い!


 え、なんで?


 なん……


 涼子さんが私にキスをした。


 力の入らない私の唇を、涼子さんの舌がこじ開けてくる。


「ん……んー! んー!」


 暴れようとしたけど、力が入らない。


 私の舌を、涼子さんの舌がレロレロ舐めてる。
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