ハンバーガーと私とガールズラブ
 私は、もう、あたまが、でも、目から、涙が、出て。


「泣いちゃダメよ。優しいところ、かわいいけど。あ、荒井君は勝手に足滑らせて落ちただけだからね。何にもしてないし。あんな時間に神社にいけるわけもないし。ただ、キー子ちゃんにキスしようとしたのは許せないな。良い気味だと思うし、自業自得よね」


 涼子さんが、私のワンピースの肩紐を外す。


「あん、ブラジャー可愛い。新しいの買ったの? いいなーこれもちょうだいよ。盗んだの、全部返してあげるから。洗ってない下着、久しぶり」


 涼子さんが私のブラジャーの鼻をこすりつけている。


 い、嫌だ。やだよ、なに、これ、何してるの?


「んー、良い匂い。ちゃんとシャワー浴びてきてくれたんだね。でも、汗のにおい、少しする。興奮する、私の好きな匂いがする」


 涼子さんが私のブラジャーを外す。


 そのまま、ワンピースを脱がされて……


「ふふ、どうしたの? 気持ち良いの? まだ服脱がしてるだけだよ? 身体、ぴくぴくしてるよ。あ、お茶の成分でね、色んなところ敏感になってるから、しょうがないか~ でもでも、これ、何かなぁ?」
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