ハンバーガーと私とガールズラブ
「うん。多分、あのさ。むしろ、来てくれなくて、良かったかも。あの時来てくれても、さ。ほら、一人で気持ちの整理つけたかったし……けど、さ。大丈夫だよ。ほら、元気元気。」
私はわざとらしく明るく笑うと、両腕で力こぶを作って見せた。
腕立て伏せ、今なら6回は出来る気がする。
あ、でも昨日、チーズバーガー食べ損ねたからやっぱり無理かも。
「うん。先輩、頑張って。私、元気な先輩が好きです。」
穂波ちゃんは自分でそう言ってから、自分に照れたみたいで、頭から湯気が出るくらい赤くなっていた。
いや、この季節に本当に頭から湯気が出たら大変だけど。そのくらい赤くなってたって意味で。
……私もちょっと混乱してる。って言うか照れてるのか私も。
うう、いかん。
このままではめくるめくガールズラブの世界に行ってしまう。
「穂波ちゃん、そろそろ学校に行こう。」
私は穂波ちゃんを連れて、スキップのような足取りで歩き出した。
話が変な方向に行く前に、さっさと歩こう。
気分が沈んでたし、迎えに来てくれたのは助かったけど、正直、ガールズラブは困る。
私はわざとらしく明るく笑うと、両腕で力こぶを作って見せた。
腕立て伏せ、今なら6回は出来る気がする。
あ、でも昨日、チーズバーガー食べ損ねたからやっぱり無理かも。
「うん。先輩、頑張って。私、元気な先輩が好きです。」
穂波ちゃんは自分でそう言ってから、自分に照れたみたいで、頭から湯気が出るくらい赤くなっていた。
いや、この季節に本当に頭から湯気が出たら大変だけど。そのくらい赤くなってたって意味で。
……私もちょっと混乱してる。って言うか照れてるのか私も。
うう、いかん。
このままではめくるめくガールズラブの世界に行ってしまう。
「穂波ちゃん、そろそろ学校に行こう。」
私は穂波ちゃんを連れて、スキップのような足取りで歩き出した。
話が変な方向に行く前に、さっさと歩こう。
気分が沈んでたし、迎えに来てくれたのは助かったけど、正直、ガールズラブは困る。