紙飛行機にのせて…
慎也は屋上にいた。

「綺麗だなぁ…」
満点の星が瞬いていた。

持っていた紙飛行機をその上に飛ばした。


「あ、流れ星。」
流れ星が1つ、ながれた。


(来ないって、思ったのにな…ま、これっきりにしよ。)


慎也は屋上を出た。

鍵は、受け付けにおいた。そして、帰っていった…


***

静かな家の中、
慎也は自分の部屋にいた。


椅子の背にもたれかけ、たそがれていた?
「…父さん、母さん。」

1枚の写真を見ている。
昔の写真だ。

立ち上がり、写真を机に置き、ベッドに入った。

慎也はそのまま寝た…


——————…

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