クローバーの約束。
翌日
私がボーッと病室で過ごしていると
突然病室のドアが激しい音を立てて開いた!!
「やっぱーーーりーーーー!!!
名前見てそうだと思ったんだよ!!」
そう大声を出しながら入ってきたのは
松葉杖をつき、何カ所か骨折したと思われる手当てをした
包帯を巻いた手嶋くんでした
ってか…何してるのこの人
「な、なに?」
「俺もちょーっと入院してて
隣の部屋に誰か来たなって思って見に来たわけ!そしたら如月だったってわけですよ!」
いちいちうるさいな
看護師さんが睨んでますよ?
私がとりあえずベットの近くの椅子に誘導すると
素直にぺタンと座る手嶋くん
「そ、それで?
なんでそんな包帯ぐるぐるなの?」
私が怪我のところを見ながら言うと
手嶋くんはへへっと笑う
「猫を助けようと木に登ったのはいいんだけど
それが高くておりれなくなって
飛び下りたら着地失敗してこうなったわけですよ」
一言いわせてもらおう
「ばかなの?」