クローバーの約束。




手嶋くんの説明だと

私たちが屋上で会ってからすぐ落ちたらしい
だから学校で合わなかったんだ



そして肋骨やら足の骨やらをおって入院




なんともコメントのしにくい入院の理由だ











「えっと…じゃあ安静にして休んでおきなよ」











私のところになんか来ないでさ、

っと付け加えると


手嶋くんはにやっと笑う











「みつばは一人で寂しくないの?」











そう言った



しかもその時だけ如月じゃなくて
みつば呼びになったし





この人良く分からない











「俺が一人だとつまんないってのが一番の理由だけどな〜っ!
まぁそう警戒せず仲良くしよーぜ」






「え…あ、うん」











なんだろう


ちょっと嬉しいかも…





初めてこんな事言われたからかな?

むず痒い











「じゃ〜、なにしよーかー」











何やらゴソゴソあさりながら
ぼそぼそ呟く手嶋くん






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