彼女と彼岸花

イケメンさんは丁寧に謝罪をしてくれて去って行きました。

「ん?なんか落として…うげ。財布やん。届けなきゃだめだよなー。時間ないから帰り警察にでも届けよう。」

私の足元にあった黒い長財布はきっとさっきのイケメンさんの物であろう。

失礼とは思いつつ財布のを開いて免許証をみたら、やっぱりあのイケメンさん。

「さのとうや?3つ上なんだー。あ、やばい!時間!!」

私は財布を鞄に放り込んでバイト先に急いだ。

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